2020-01-30

悪魔の辞典のイメージ画

ウズラか何かの卵をガン見する男

悪魔の辞典
アンブローズ・ビアス著

風刺と機知に富む社会批評で、アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(一八四二‐一九一三)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。名訳の誉れ高い旧訳にさらに手を入れ多くの新項目を加えた決定版。

BOOKデータベースより

こちらは 東京の千駄木にあるフリュウ・ギャラリーさんのグループ企画展「My Book, My Design」に参加した際の作品その2です。 その1はコチラ

同じ企画展にお声をかけていただき、今度は何を描こうかと考えているときに勧めてもらったのがビアスさんの悪魔の辞典。

内容はそのまんま辞典のような構成になっています。ただ、言葉の解釈がビアスさんの主観になっていて、しかも「おっほ…歪んでるなこの人」という内容。そこが“悪魔の”の由来です。

例えば「恋愛」という項目を悪魔の辞典で見るとこんな感じ。

恋愛-
一時的の精神異常だが、結婚するか、あるいはこの病気の原因になった影響力から患者を遠ざけるかすれば簡単に直る。

悪魔の辞典より

うんまあ…面倒くさいなこのオッサン、というね。

時代背景などもかなり違うためか、正直ちょっとピンと来ないものが多かったりなのですが、タイトルがキャッチーなのと、ビアスさん自体にけっこうキャラクター性を感じたので描いてみました。

グロス感のあるスミベタ

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